電空ポジショナーYT-1000Rは、DC 4 〜 20mAまたはスプリットレンジのアナログ出力信号を備えた電気コントローラーまたは制御システムによる空気圧ロータリーバルブアクチュエータの操作に使用されます。
単動式または複動式アクチュエータと直動式または逆動式の間で交換するために追加の部品は必要ありません。コントローラからの入力信号電流が増加すると、トルクモータのプレートスプリングがピボットとして機能します。アーマチュアが反時計回りに回転トルクを受け取ると、カウンターウェイトが左に押しられます。これにより、フラッパーが接続スプリングを介して左に移動し、ノズルとフラッパーの間のギャップが広がり、ノズルの背 圧が低下します。
その結果、定圧チャンバー内の圧力バランスが崩れ、排気バルブがインレットバルブbを右に押します。その後、入口ポートBが開き、出力圧力OUT1が増加します。排気バルブを右に動かすと、排気ポートAも開き、これにより出力圧力OUT2が低下します。OUT1のポート圧力の増加とOUT2のポート圧力の減少により、アクチュエータのピストン間に圧力差が生じます。これにより、ピストンがピニオンを回転させ、ポジショナーカムにフィードバックが生じます。カムの回転により、テンプレバーに作用するフィードバックスプリングの引張力が増加します。アクチュエータは、フィードバックスプリングの引張力とベローズの力が釣り合うまで回転します。入力信号が減少すると、動作が逆になります。
1.耐食性コーティングされたアルミニウムダイキャストハウジングは、過酷な環境に耐えます。
2.パイロットバルブの設計により、空気消費量が50%以上削減されます。
3.耐振動設計により、悪条件下でも優れた性能を維持-5〜200Hzの共振効果はありません。
上記のパラメータは、周囲温度20°C、絶対圧760mmHg、相対湿度65%の環境下で当社がテストした標準値です。
注1:YT-1000Lは、ゼロ点とスパンを調整することにより、1/2セグメント制御(1/2ストローク制御)を実現できます。
YT-1000Rは、1/2セグメント制御(1/2ストローク制御)を実現するためには、インナースプリングを交換する必要があります。
注2:ストロークが10mm未満または150mmを超える製品については、当社にお問い合わせください。
注3:YT-1000シリーズ製品はさまざまな防爆認証を取得していますので、ご注文の際は防爆グレードを正しくマークしてください。